大学時代

大学生生活はとても楽しかった。
なぜなら、ファッションとして帽子をかぶることができるからだ。
更に広義の時は帽子を取っても、髪の毛がペタッとしてるので、あまり気付かれない(みんな授業に集中してるしね)更に、帽子がオシャレという風潮があったため、僕はオシャレな帽子を買いあさった。
大学生の時に初めて彼女ができた。同じ大学に通う女の子だ。更に帽子を積極的にファッションとして摂り入れてる僕は大学内でも少々目立つ存在だったようで色々な友達ができた。
中高と自分を卑下し暗くなっていた僕はすっかりいなくなっていたのだ。
将来のことを考え始めたのもこの時だ。将来はショップ店員として、帽子の販売をするかデザイナーとして帽子をデザインする仕事がしたいなと思っていた。
大学でもデザインに関連するサークルに属しており、色々なデザインを学び、実際に作ったりしていた。
学際では僕のデザインした帽子がとても好評で、実際に作って販売されたりした。
この時僕は有頂天になっていたのだった。この時がある意味人生のモテ期だったのかも知れない。

大学を卒業し、ファッションのデザイン関連の会社に入った。すぐに僕のデザインが認められ。有名なデザイナーになれると思ったのだが、現実はそう甘くなかった。
とにかく下っ端の仕事ばかりで毎日朝早くから、終電ギリギリまで。
下請けの仕事で仕事量だけは沢山あるが給料は安い。

そんな日々が続いた。自分のやりたい事ができない苛立ちと、ストレスとで、500円ハゲができてしまった。
更に後退していた部分と500円ハゲが合体し、前方後円墳みたいな形へと変形した。

このままではダメだと思い、会社を退社。退社したもののやりたい事が見つからず、適当な職場を転々としていた。
そんな折、頭頂部の前方後円墳を隠すためカツラを探しに来ていた僕に大学時代の友人から連絡があった。
「お前に会いたいって人がいる」
ココから僕の人生は一変するのだった。